★ 今シーズンの活動 ★


日  付  2006年 6月 10〜11日 (土、日)
スキー場  月山スキー場





月山  去年から毎年恒例にすることに決めました。
  今シーズンの滑り納めです。
 これでやっと、12月から半年におよぶスキーシーズンが終われる。

●去年は6月の第1週に行きましたが、今年は第2週となりました。
 宿の人に聞くと、この1週間の違いで大分雪が減るそうです。
 去年はスキーをはいたままリフトに乗り降りできましたが、今年は、板をはずしての乗り降りです。

●天気は曇り、ときどき小雨。
 6月とは思えない涼しさ、というより寒さ。 さすが月山です。
 数年前、ゴールデンウィークに寒波が来て、軽装のスキーヤーが谷に迷い込み、
 一晩で凍死したことがありました。 さもありなん。

●リフト券は午前券、午後券が3,300円。 一日券が4,600円。
 リフトは1本だけですので、ちょっと高め。
 でも、こんな山奥にこれだけの設備を維持するには仕方ないかな。








なにはともあれ、まずは1枚ご覧ください。
大斜面と呼ばれるゲレンデ、というより山肌という感じです。。
山と空を背景にして、人はいかにも小さく見えます。




これが私の装備です。
リュックの中には缶ビールとアミノ酸飲料と水、
それと携帯食料。
今年は山頂でビールを飲むぞ



     
リフトはこんな風に新緑の中を進みます。
この中でスキー板を持っているのは、なんとなくシュールでした。




リフト降り場。
去年はここにも雪があり、リフトから降りると
そのまま滑って行けたのに、
今年は板を担いで歩かなければ。
それでも、誰も疲れたなどと言う人はいません。
さすが月山。




やっとゲレンデに立てました。
朝 起きてから、約7時間後のことです。
ありがたや




これはリフト降り場から大斜面までトラバースしているところ。
小さな点が人です。




トラバースの現場写真。
左手は断崖絶壁、落ちると死にます。
ウソです。
でも、運が悪いとケガぐらいはするかも。



    
大斜面に何本もできたコブのラインです。
まだできたての浅いラインから、
腰を痛めそうな深いラインまで様々。
自分のレベルと疲労の度合いによって滑り分けるとよいでしょう。




リフト乗り場の混雑。
待ち時間は最大で約15分。
一番混んでいるのは11時から1時の間です。
3時を過ぎるとガラガラになりますので、少々我慢してください。
それにしても、こんな時期まで皆さんよくやるよ。 私もだけど。






    
リフト降り場にある休憩所で、玉こんにゃくが名物です。
遅い時間になると売り切れます。




人は何故、かくもスキーをするのか
たまには私も少しだけ 哲学的なことを書いてみましょう。
(注意)この手の話が嫌いな方は読み飛ばしてください。

●この問いに対する最も素朴な回答は、 斜面を滑り降りるのが快感だから です。
 思い出してください。 
 子供の頃、土手の草むらの上をダンボールをお尻にしいて滑り降りていたことを。
 または、公園のすべり台で、無限ループのように登っては滑り、を繰り返していたことを。
 私は、きゃっ、きゃっ といって 時間を忘れてはしゃいでいました。
 (服が汚れて母親に 「まったくお前は」 と怒られたものです。)
 
●もう少し、この 「斜面を降りる」 ということについて考えてみます。
 さて、鳥と魚と昆虫以外の生物は、地球の重力に縛られていて、
 3次元的な動きをとることができません。 ところがスキーでは、高い山から低い所へ滑り降りるわけですから、
 擬似的に3次元の動きを とることができるのです。

●話はちょっと変わりますが、宇宙飛行士がスペースシャトルの中で、無重力状態にいるのを、
 「楽しそうだ」 と思ったことは ないでしょうか?
 スキーではいわゆる、“谷回り” の部分が無重力に近い状態にあたります。
 このとき 重力から開放されるという感覚が得られて、それが愉快なのです。

●開放されるのは重力からだけではありません。
 仕事を離れて山の中、それも雪の中という非日常で運動に没頭できることが楽しいのは
 スキーヤーなら誰でも認めるでしょう。
 このとき開放されているのは、仕事からだけではありません。 自分自身を解放しているのです。
 私はそう信じます。 なぜならば、・・・・

●スキーは下手でも、上手くても、楽しいものです。
 もし、初心者でプルーク・ボーゲンしかできない方は、転ばずに滑り、人にぶつからないように
 ターンすることで頭が一杯でしょうが、全神経をそのことに集中していることでしょう。
 滑りが本人その物です
 
 もし、クラウン・プライズの方なら、「これが俺の大回りだぜ。 みんな見てみろ。」 
 と内心思っているかもしれません。 

 もし、モーグルのスペシャリストなら、リフト下のコブのラインを かっ飛ばして、自己主張する
 でしょう。
 スキーとはそういうものであり、これこそが、自己表現であり、自分を解放する ということでは
 ないでしょうか。

スキーは、普通に考えれば、かなり過酷なレジャーです。
 板、ブーツ、ストック、グローブ、ゴーグル、スタッドレス・タイヤ、 なんとまぁ大変な装備ではありませんか。
 その上、冬は氷点下の中、鼻水を出しながら滑ります。 
 春は花粉症にもかかわらず、わざわざ山へ出向きます。
 初夏は汗びっしょりになって板をかつぎます。 
 雨だろうと風だろうと一旦、山に来たからには滑らなければ 気がおさまりません。
 スキーをやらない人からみたら 馬鹿です。

●それでも、それでも、スキーをやるのは、

  ・斜面を滑り降りるのが快感。
  ・3次元の動きがとれる。
  ・重力から開放される。
  ・自分を解放し、自分を表現する。


 という理由があるからだと思うのです。

●最後に、 私は 「雪の上に立てれば幸せ」 というスキー馬鹿です。 馬鹿で結構なのです。






★ 行 程  (行 き) ★
(所要時間 : 5時間 15分)

時刻 AM4:25 AM5:10 AM9:20 AM9:40
地点
走行距離
深谷発 →
0km
羽生 IC →
31km
月山 IC →
396km
月山着
408km
備  考 17℃ 関 越 道
渋滞なし。
10℃
高速代 7,650円


★ 行 程  (帰 り) ★
(所要時間 : 5時間35分)

時刻 PM4:00 PM4:20 PM8:45 PM9:35
地点
走行距離
月山発 →
0km
月山 IC →
12km
羽生 IC →
377km
深谷着
408km
備  考 13℃ 関 越 道
渋滞なし。
19℃
高速代 7,650円



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