★ 2014シーズンの活動 ★


日  付  2013年 12月 26,27日(木、金曜)
スキー場  奥只見丸山


シーズン開幕の恒例、
  奥只見丸山のスキースクールです。


    最近は 「スキーキャンプ」 とい言うらしいですが。

●年賀状も出したし、一応掃除もしたし、不要物も廃棄したし、年内の雑用は済ませて
  今回のスキーに臨みました。

天気
  26日は晴れ。 
  一昨日に雪が降ったそうで、私のスキーの日程に合わせたかのようにゲレンデ・コンディションは上々でした。
  27日は雪。
  朝は小降りで気温も高めでした。 少し厚着をし過ぎたかと思うほど。
  しかし、昼頃から風も強くなって雪も本降りになってきました。
  休憩タイムにネックウォーマーを付けて寒さ対策を強化。

●今回は、奥只見スノーアカデミーの関塚先生に教わりました。
  トリノ・オリンピック、回転の選手です。
  オリンピック選手と話ができるなんて、一般スキーヤーにはありえないことですが。
.
  知らない方はオリンピック選手ってどんな人かと思うかもしれませんが、
  話しやすい普通の人です。 普通の OL といってもいいくらい。
  これは褒め言葉です。

  わかりやすいレッスンで、シーズン初めの硬い体がほぐれました。



●講習内容ですが、今シーズンから

  「ターン前半から外向傾をとって、外足荷重をしっかりする」

  というものに変わりました。

  ここ数年、猛威をふるった 「内足主導」 がついに終焉をむかえました。
  実際には終焉したわけではなく、一般スキーヤーが間違って体現して、
  理想的な滑りから外れてしまったので補正する、というのが本当でしょうか。

  外足荷重から次のターンへの 「抜け、走り」 につなげる、というのが目的だそうです。

●技術論を書くのは本HPの趣意ではありませんが、
  技術の変遷について後述します。

●それはともかく、毎年この時期にスクールに入るのは、
  スキーから遠ざかっていた体をほぐして、シーズン・インに変なクセがつかないようにするためなので、
  この私の目的にはかなった2日間でした。
  わかりやすいレッスンをありがとうございました。

  今回は股関節と骨盤を特に強く意識して使いました。
  こんなに骨盤を動かしたのは初めてかも。








シルバーラインの入り口です。
約7か月ぶりの奥只見への 「入山」。
今年も雪は十分そうです。
朝7:30頃は曇りでした。





スキー場のゲレンデ入口です。
あいさつ代わりに恒例の一枚。
朝9時頃には青空が出てきました。
思惑通りの十分な積雪です。

奥只見丸山さん、今シーズンもよろしくお願い致します。





カモシカAコース。
快適な中斜面。
スクール前に軽く足慣らししました。





山頂ゲレンデ。
今回はここがメインバーンとなりました。
一昨日に降った雪が程良く締まっていて
エッジも良くかんで、快適でした。

平日なので、ほとんど貸切状態。
贅沢過ぎて申し訳ないくらいです。





山頂ゲレンデにて、講習風景。
  左下が関塚先生で、右上が補佐の松田先生。
プルークで外向傾の確認です。

ちなみに、松田先生はジュニアの時代に
モーグルのナショナル・チームにいて
今は基礎スキーに転向したそうです。

私以外のスクール参加者には周知の事のようですが、
私はこういう情報には疎いのです。




松田先生のプルークの滑りをアップで紹介。
骨盤の向き、傾きにご注目ください。






レッスンでは、低速・プルークで山回りをして
骨盤の動きを練習するのですが、
 
「チョットそこで止まって」

「もっと、ここまで動かす」

と先生に両手で腰を
グイっ とやられました。

「えっ こんなにきつくやるの と思うわけですが、

これで体の神経にスイッチが入ったのか
これ以降、動けるようになりました。

他の先生にも たまにやられることがあるのですが、
この グイっと やられるの、効くんですよ。

「もっと外向傾を強く」 と口で100回言われても
なかなかできないのですが。
やはり人間、口で言ってもわからない奴には
手を出さなきゃダメでしょ。

体罰の話じゃないですよ、念のため。








午後3時頃のカモシカAコース。
大雪になっていました。

講習終了の後、固くなった頭をほぐすために新雪を滑りました。
実はこれが、当初からの密かなねらいでもありました。

新雪は浅いところで5cmくらい、深いところは20cmくらいです。
浮揚感を楽しむという程ではなかったけど
シーズン初めの慣れない体には丁度いい具合でした。
うぅっ、 た、た、たのしい、、、たのし過ぎる

新雪を巻き上げる感じ・・・・、スキーをやっていて一番幸せを感じる時です。

どこまでも〜 かぎりなく〜 降り積もる雪と ・・・♪





夕方6時頃の関越道。
これも恒例の雪道ドライブの写真です。

雪の降りが激しいと路肩もよくわからず、
外界を認識できず、目眩がします。
まるで カイオウ 暗琉天破(あんりゅうてんは)を受けたようだ。
頭がクラーっとします。

こんな雪の写真なんてどうでもいいのですが、
「北斗の拳」 のこの話が書きたかったので載せました。

 
車の中では、年末恒例、第九の 「歓喜の歌」 を聞いた。
 スキーとは関係ないけど。





レッスン今昔物語

思うことを徒然なるままに書くのが本HPの趣意ですので
「そういえば、昔はあんなだったなぁ・・・」
ということを書いてみます。




同 時 操 作

  浦佐のスクールには28才のとき初めて入った。
  技術選では、渡辺三郎選手の 「踏みかえ動作」 と、
  渡辺一樹選手の 「同時操作」 というのが言われていた頃だ。

  それ以来、数えてみると、スクール歴は24年目になる。
  無駄に歳ばかり重ねてしまった。


落ちる力を利用して

  最初の頃、
  「ターンの前半では落ちる力を利用して、あまり自分から余計な操作をしない」
  と言われたものだ。

  しかし1,2年後の技術選のビデオでは、(ターン前半で落ちる力を利用していると)
  「板を踏むタイミングが遅く失点している」 と評されていた。
  気の毒にも大平選手がその代表例のように言われていた。


抜 重

  「ターンの切換えでは抜重する」 と断言されてもいた。

  しかしこれも、2,3年後には 「ストレッチング系、抜重要素の少ないもの」 という
  果たしてこの日本語は通じるのだろうか? と思うような表現に変わった。

  やがて抜重は 「してはいけないもの」 に貶め(おとしめ)られた。


ジャンプ ウェーデルン

  今では 「ターンの前半(谷回り)で雪面をとらえる」 のは当たり前と思われているが、
  昔のウェーデルンでは、「ジャンプして板を浮かせて、パッと振る」 というのもあった。
  「ウェーデルンの理想はジャンプ・ウェーデルンだ」 という人さえいたくらいだ。
  実際、技術選のビデオで紹介されていた。


外 向 傾

  昔は 「外向傾」 は当然のように言われていた基本姿勢だった。
  しかし徐々に言われなくなっていったような気がする。

  昔、ある先生によると、
   「外向傾、外向傾とうるさく言うと、姿勢そのものはできるのだが、
    体が硬くなってしまい、全体の動きが悪くなるので、
    あまり言わないようにした」 そうである。
   「動きの中で自然に形が出るようにしたい」 とも言っていた。


舵 取 り

  最近流行りの谷回り、見せ場だという。
  現在では 「山回りは無い」 とさえいう。、

  昔は、見せ場といえば、山回りだった。
  どこぞの先生は、「この舵取りの部分でぇぇぇー」 と強調していたものだ。
  お前は シュトロハイム か。
   (これはスキー用語ではありません。
    話しが少年ジャンプのマンガに飛んでますよ、 わっかるかな〜?)


  それにしても、なんだ舵取りって。

    数学では、「無定義」 で使われる言葉がある。
    全ての言葉を定義することは論理的にできないからだ。
    何かを定義しようとして別の言葉を使うと、その言葉も新たに定義しなければならず、
    どこまでいってもキリが無いからだ。
    「舵取り」 というのも 「無定義」 のまま使われていたのかしら?


チャールストン

  同時操作のウェーデルンの練習種目に 「チャールストン」 というのがあった。
  関塚先生、これがわからないというのです。
  「グルニーゲン・ターン をショートターンのリズムでやるんですよ」 と説明してしまいました。
  このオレが、オリンピック選手にものを教えるなんて
  なんと恐れ多いことでしょう。




●金科玉条だった外向傾があまり言われなくなってどのくらいになったろう。
  ついに 「内向・内傾」 とまで言われ出した。

●今年、ついに外向傾が大々的に復活。
  王政復古の大号令、バンザーイ
  スキーの一番大事な基本姿勢をよくも今までナイガシロにしてくれたな。
   :
   :
  うへー、ごめんなさい。





◆馬鹿ばなしはともかくとして、
  スキーを山登りに例えて、登り口を初心者、頂上を指導員・クラウンプライズ、
  1級を仮に五合目としましょう。

  頂上へ行くルートはいくつもあります。
  どれが正しくて、どれが間違い、というわけではないのでしょう。
  まぁ、迷いやすいルートはあるかもしれませんが。(なんの事だ?)

  そして一旦頂上へ登ってしまえば、そこからあらゆるルートが見えてくるのでしょう。
  だから、指導員クラスになると、SAJの指導教本がどう変わろうと
  常に適切な滑りができるものと思われます。

◆私などの才能のない者は、常に六合目あたりで、山の周りをグルグル回っているだけです。
  「このルートで行こう・・・・ああ、ダメだ崖が登れない。
   あっちのルートにしよう・・・ああ、ダメだ谷が渡れない。」 といった具合です。

◆あたりまえのことですが、内足主導全盛期にも、「外足が重要、外向傾を忘れずに」
  と言っていた先生は何人もいました。

  最近ですが、元デモのある先生が言っていました。
  「スキーは昔から変わっていないんですよ。
   それを SAJ が、スキー全体の中の、ある部分だけを取り出して
   そこを大々的に広めようとするからおかしな事になるんです。」


  20年くらい前ですが、これもある元デモの先生が言っていたことです。
  「スキー技術なんて、その時々でいろいろ変わる。
   あまりそれにとらわれ過ぎないことが大事なんだよ。」


  一見矛盾するこの二つの意見。
  本質的には同じ事を言っているようです。



◆ともあれ、今回のスキー行では、骨盤が少し動くようになったので
  適切なタイミングで、適切な量を動かせるように今シーズンも励むことにします。
  昔に登って断念したルートに似ている・・・かな?








★ 行 程  (行 き) ★
(所要時間 : 3時間 5分)

時刻 AM 4:45 AM 5:15 AM 7:10 AM 7:50
地点
走行距離
深谷発 →
0km
本庄・児玉 IC →
16km
小出IC →
153km
奥只見着
187km
備  考 1℃ 関 越 道
渋滞なし。
−5℃
高速代 2,150円 (ETC)



★ 行 程  (帰 り) ★
(所要時間 : 3時間 40分)
夕食休憩 20分込み

奥只見から関越トンネルまで雪。

時刻 PM 4:40 PM 5:25 PM 7:50 PM 8:20
地点
走行距離
奥只見発 →
0km
小出IC →
34km
本庄・児玉 IC →
171km
深谷着
187km
備  考 −3℃ 関 越 道
渋滞なし。
4℃
高速代 2,150円 (ETC)




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(苗 場)
'13年 12月 17日
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'14年 1月 3、4日





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