★ 2016シーズンの活動 ★

日  付  2016年 2月 25、26日(木、金曜)
スキー場  八海山



4回目のアスリート コース です。


●天気は
  ・1日目は、雪のち晴れ。
  ・2日目は、明け方まで雪、朝から午前中は晴れ、昼頃から曇り。


講習もだんだん実戦っぽさが増してきました。

  講習のポイントは、1月の時点から一貫していますが
  そのポイントを踏まえた上で、先生も実戦っぽく滑ってくれます。

  大回りでは、急斜面の幅を一杯に使って滑るので、かなりスピードが出ます。
  ヘルメットをかぶっていて良かった。
  私は今シーズン初めてヘルメットを買いました。


●講習の参加者は6人。
  1日目と2日目の午前中は大回り。
  2日目の午後は小回りでした。

  今回は、テクニカル、クラウン所持者が3人くらいいました。

  講習内容は後述します。


ところで KG さん、

  金曜の夜に何度か、たもん荘でお会いしましたが、一緒にお酒を飲めなくて残念です。
  こんなものを毎週見ていただき恐縮です。
  悪い影響が出なければいいですが。

  私は職場が変わった影響もあり、なかなか土日に滑れません。
  木金と滑って土日は仕事や家の用事がありますので。

  3月、4月になったら土日のコブ講習に参加したいと思っていますので
  よろしくお願い致します。
  まだ今シーズンは、一度もコブを滑っていません。




  八海山にも外国人観光客が‥‥

●ロープウェイ乗り場でイスに座って発車時刻を待っていたら、
  外国人夫婦の観光客がやって来て、講習生を眺めて指さして 「ロボット」 と言っていました。

  我々スキーヤー数人が皆、ヘルメットをかぶってゴーグルをして並んでいる姿が
  ロボットのように見えたのでしょう。


  おもむろにカメラを構えて私たちの写真を撮り出したのには少し驚きました。
  そんなに珍しく見えたのでしょうか。

  オーストラリア人だと言っていましたが、自国に帰ってから
  「日本人はスキーヤーまでロボットのように振る舞っている」 などと言われては
  かなわないなぁー、と思った次第です。











1日目の朝9時頃、
雪が降っていて山頂付近はガスがかかっていました。

あの中じゃ講習ができないんじゃないか。





1日目の午後、
山頂から少し下ったテクニカルバーン。
少し青空が見え始めました。

ガスが晴れて見通しも良くなり
急斜面で、長い距離を使って大回りの講習もできました。





2日目の午前中のテクニカルバーン。

天気予報では雪か曇りでしたが
予報に反して晴天です。

昨晩降った雪が木々に被っていて、青空とのコントラストがとても綺麗でした。

斜面状況も良く、程々にエッジが雪にくい込んで滑りやすい。

嬉しい。
けど、こんなことならカッパじゃなくて普通のウェアを着てくれば良かったよ。
(別に大したウェアじゃないけど、カッパよりも動きやすいので。)







講 習 内 容


写真付きで紹介するのも、これで3回目となります。

始めは 「こんなもの作っても手間ばかりかかって、上手くなるわけではないし、止そうかな」
と思っていました。

しかし、作ってみて初めて気がついたことですが、

こうして自分の滑りにコメントを書いていると
頭の中に強くインプットされて、次回の滑りの修正につながるようです。

はるか昔に作っていたカンニングペーパーを思い出します。

人様の役に立つかどうかはともかくとして
私自身の役には立っているようです。






(1)大回り −実戦っぽくー 


始めは、今までと同じ基礎練習、バリエーションを
緩斜面で繰り返し行いました。

その後、上部のテクニカルバーンで
ほとんど実戦と同じ滑りをしてビデオに撮りました。
今回は連続写真にて紹介します。

実戦といっても、先生の指導ポイントは何も変わらず
ほんの少しだけ実戦っぽくアレンジをする、という程度です。

「練習は練習で、実戦は実戦」 というようなことではなく
バリエーションの延長線上に実戦がある、という感じです。

尤も、それが本来で、今までそうしていなかった私が悪いのではありますが。


  ・とにかく山回りが大事です。

 山回りがきちんと仕上がるからこそ
 次の谷回りの軸ができる。
 この点を強調していました。


・そのために、谷側の肩を下げて、
 谷足に重みを乗せていく。

・私の場合は、ここで腰を落とし過ぎて
 板がすっぽ抜けることが常だった
 のですが、谷板を送り出さず
 腰の真下で足首を止めることを
 意識しました。

・本当はもっと谷側の手を下げて
 谷に傾きたいところです。
  ・切り換えから少し進んだところです。

・これは私の場合に限ったことかも
 しれませんが、

 エッジを切り返し始めてから、
 外足を少し引くようにして
 足首の緊張感を持たせるようにします。


・内足のヒザが返らないので
 一向に見栄えが良くなりません。

 これを矯正する練習方法については
 別途、書きます。


「外足を前に出すように」 という指導があります。
「前後差がつかないように」 という指導もあります。
これは全くそのとおりです。

しかし今回、
「前に出すには、その前段階として引いていなければならない」
という説明がありました。

言われてみれば当たり前で、常に出し続けることは物理的に不可能です。

エッジを切り返すときに引いているからこそ
次の山回りで谷足(外足)を前に出せるのだ、ということだそうです。

しかし、この指導は 「板がすっぽ抜けやすい」 という
私のクセに限ったことかもしれませんので、
普通の人はあまり気にしなくてもいいかもしれません。



  ・谷回りが始まってから
 外腰、外足を前に出すように
 するのですが、
 単に前に出すのではなく
 股関節を捻転(内転)させていく、
 というところがポイントです。

 しかし、これが非常に難しい。

 緩斜面でのバリエーションでは
 なんとかできますが、急斜面の実戦では
 スピードに耐えるのが精一杯で
 股関節などという微妙な箇所まで
 動かせません。

 相当な練習が必要です。



谷回りはアッという間に過ぎてしまいます。

前々回のアスリートコースでも書きましたが
ここで何もしないとワァーっとスピードが出てしまう」 と言われました。

そのため、
「気がついたときには、既に山回りになっていて       
谷に傾いたつもりが山に傾いていた、ということになる」


これは名言で、真実かもしれません。


では、何をすればいいのか?

山回りで重みを乗せていた谷足(外足)が、ここでは内足になりますので
重みを乗せたまま切り返し、外側のエッジを雪にくい込ませるのです。

しかし、この動作は私にとっては
ほとんど名人芸の域なので、一生できないかもしれません。











(2)以前の滑りとの比較 −山回り−


大回りの山回りで、仕上げの姿勢について
以前の滑りと比較します。


(ビデオを撮る角度が多少違いますが。)


   

 上の写真は、2年前(2014年)12月の
 奥只見丸山の山頂ゲレンデにて

 12月なので、山頂ゲレンデはボードパークもなく
 向かってリフト右の広い斜面で、
 スペースを大きく使って大回りをしたときのものです。

 思い切り山側の肩が下がって、
 体が山側に傾いています。



  今回、八海山・テクニカルバーンの下部にて

  コース幅をいっぱいに使っての大回りです。

  一応、肩のラインは谷側が下がって
  努力の跡が見えるでしょ。

  不満のある人もいるかもしれませんが
  良くなっているということにしておいてくださいな。











(3)小回り −基礎練習ー


小回りは今回で2回目です。

2日目の午後だけですが、3時間近く講習をやってくれました。
少し長めのサービスです。

生徒があまりにもできなかったため、補習授業というところでしょうか。
おかげ様で、実戦の滑りになりました。
ありがとうございます。

さて、講習内容ですが、
テクニカルバーンの急斜面で、基礎練習から始まり
最後の2本は、ほとんど実戦の滑りとなりました。



 まずは、基礎練習の内容から紹介します。

1.横滑りから急停止

  20度くらいの斜面で、横滑りして急停止するという、基本中の基本からです。

  ただ急停止すればいい、というわけでなく

   ・まず、外向を大きくとる。 (谷側の腰と手を大きく後ろに引く。)
   ・急停止するときは上体を “くの字” に曲げて、完全な谷足荷重をする。
   ・停止では、雪を下方向に大きく飛ばすくらい、思い切り急激なエッジングをする。

  とにかく佐藤先生のバリエーションでは、何事も大げさにやらなければなりません。



2.横滑りをキュッ、と止めて横方向へ移動

  横滑りで急停止しますが、先程のように雪を大きく飛ばす必要はなく、重要なのは、下方向への
  横滑りを一瞬で (キュッと) 止めて、エッジを立てて真横に スゥー っと滑ることです。

  この練習は大回りでもやりました。
  エッジの使い方を正確にして、足首のわずかな動きで横滑りとターンの横移動を正確に
  切り換えられるようにするもののようです。
  (ちょっと気障な言い方かもしれませんが、エッジを刺身包丁のように使う、とでもいいましょうか。)



3.横滑りから急停止して、さらに体(重心)を谷方向へ落とす

  横滑りから急停止ですが、これも雪を大きく飛ばすことが目的ではなく
  横滑りで停止した後も体(重心)は谷方向へ落ちるように
  上体が谷スキーを追い越して、斜面の下へ向かう、というところを体現します。



4.ストックと上体で “順ヒネリ” の姿勢をとって横滑りし、ヒザを返してターン

  これは文章で説明するのが非常に難しい。
  長くなりますが、なんとか文章で表現してみます。

  @ 左足が谷足の状態で、斜面に真横に静止して立つ。

  A 外向を大きくとる。
    つまり、腰の左側を大きく後ろに引き、左手(谷側の手)を大きく後ろに引く。
     ⇒ 左のストックを谷スキーのテールの後ろに突く。 (大げさにやることが大事です。)

  B 山側の手首(右手首)を谷スキーよりも谷側に来るくらいに、斜面の谷方向に伸ばす。
    右ストックのリングが斜面の谷方向を指すようにする。

   ここまでが順ヒネリの姿勢です。
   (見方によっては逆ヒネリでもありますが、これについては後述します。)

  C 谷ヒザ(左ヒザ)を返して、ターンを始める。
    このとき、右手がターンをリードする。 (つまり、右手が先行動作になる。)
    これが順ヒネリたる所以です。

  D フォールラインを過ぎたら、右手を後ろに引き始め、
    今度は左手が前に出てくるようにする。
    ここからが逆ヒネリの始まりです。

  E 板が真横を向くまでターンを継続する。
    板が横に向くに従って、左手が前に、右手が後ろになっていく。

  F ターン終了で、右足が谷足の状態となり、斜面に真横に静止する。

    このとき、腰の右側が大きく後ろに引けて、右手(谷側の手)を大きく後ろに引いた状態になる。
     ⇒ 右のストックを谷スキーのテールの後ろに突く。 

    そして、左手の手首を谷スキーよりも谷側に来るくらいに、斜面の谷方向に伸ばす。
    左ストックのリングが斜面の谷方向を指すようにする。

    これで上記@、A、B と逆向きの順ヒネリの姿勢になりました。
    これを繰り返しターンします。


  おわかりいただけたでしょうか?
  こんなややこしい文章をグダグダと書いて、誰も読んでくれないんじゃないか。
  私の頭の整理のために書いたのでお許しください。

  この順ヒネリの練習は、やっているとどっちの手を谷方向へ出すのか、わからなくなってしまいます。
   「‥‥ あれっ?、あれっ?、‥‥ どっちだっけ?‥‥」 ということ度々です。
  今回の参加者にはテクニカル、クラウンの方もいると書きましたが、
  そのような上級者でさえ、途中で間違えたり迷ったりしていました。

  ポイントは、
  「停止したときに、谷スキーと逆の手を谷側に伸ばして、
   その手のストックのリングで谷方向を指す」

  というところのようです。













(4)小回り −実戦っぽくー


上記の順ヒネリの練習をベースにして
徐々に実戦の滑りに移行していきました。

実戦では基礎練習でやったことの全てを動員して
素早く動かなければなりません。


果たしてどこまでできたか。
連続写真で紹介します。


特に意識したのは順ヒネリの動作ですが、

これに、エッジをガッと立てて すぐに開放するという動作の味付けをします。

「すぐに開放する」 というところがミソで、こうすることによって
自然に実戦の滑りになりました。


つい今まで、普段はやらないような極端なバリエーションの練習をしていたはずが
ちょっとの味付けをすることによって、いつのまにか実戦の滑りになってしまう、という
この、佐藤先生の指導は物凄いものだと思いました。




  ・肩のラインが傾いているけど
 それはこの際、目をつぶりましょう。
 そんなところまで意識はありませんでしたので。

・意識したのは順ヒネリ、つまり
 谷足と反対の手を前に出す、ということと
 雪を削るように思い切りエッジング
 そしてすぐに開放する。

 3つもやることがあったのか。

・エッジング時が逆ヒネリ最大の姿勢です。

・指導ポイントとして
 エッジを立てたらすぐに開放する
 言われたので、(あっ、これから実戦なんだな)
 直観しました。
  ・エッジの開放を始めると順ヒネリの開始です。

 左の写真では、
 水色の字で書いた左肩、左手がターンを先行
 していきます。

 ここで左肩、左手が前に出ていなければ
 お話しになりません。

・ここからフォールラインを向くまでは
 勢いだけで進んでしまいました。

 本当は、谷回りで両板を回しながら
 雪を削るようにしてスピードコントロール
 しなければなりませんが、
 他に意識が行っているため
 できませんでした。 
  ・ハンドル?、リングは円を描く?
 自分で作った図だけど目が回りそうだ。



・形だけをいえば、ここは順ヒネリで
 回っていくのですが、
 谷回りはアッという間に過ぎてしまうので
 既に逆ヒネリの動作が始まらないと
 山回りまでに間に合いません。

  ・ここからは自然にエッジが強くなっていきます。

・最初のバリエーションでやった
 「横滑りから急停止する」 ことを思い出して
 強いエッジングを心掛けます。



・まあ、上手い下手はともかくとして
 前回よりも順ヒネリがスムーズになって
 結果的にターン後半の逆ヒネリも
 良くなっているようです。


なんだか、ややこしくて、分かったような分からないような‥‥

この文章は机に向かって動作を思い出しながら書いているので、
あるいは、写真と文章のタイミングがズレていて間違っているかもしれません。

しかし、静止画像で小回りの速い動きを説明することに
そもそも無理があるようです。

小回りは早め早めに動かないと間に合わない、という宿命があります。
それを踏まえて文章を書いたつもりですが
皆さまの感覚とズレていたら申し訳ありません。


それにしても、私って意外と両足が揃っているんですね。
自分でも驚いたよ。
尤も、脚が露わな写真は意図的に外していることを
お断りしておきますが。








  しつこいかもしれませんが、順ヒネリ逆ヒネリ について


 ●前述で 「順ヒネリの姿勢が、見方によっては逆ヒネリでもあります」 と書きました。

     当たり前だが、エッジング時が逆ヒネリ。
     エッジを外した時点からが順ヒネリの始まりで
     フォールラインにかかるまで順ヒネリが継続する。
     フォールラインを過ぎてからエッジングまでが逆ヒネリになる。


   したがって、エッジング時の逆ヒネリの姿勢が、エッジを外すことによって
   そのまま順ヒネリの姿勢になります。

   先生に確認したので間違いないと思いますが、
   もし間違っていたら、それは私がバカだからで先生の責任ではありません。


 ●クドクドと書きましたが、皆さんにはこんなこと自明のことなのでしょうか?

  今までよく分からないので、うやむやにしてきましたが、
  私は、小回りには 「順ヒネリ系の滑り」 というのと 「逆ヒネリ系の滑り」 という
  2種類があるのかと思っていました。

  そうではなく、一つの滑りの中で 「順ヒネリと逆ヒネリが交互に現れる」 ということを
  今回初めて知りました。

  先生とリフトに乗っているときに、こういうことを話していて、教えてもらったら
  「何十年スキーやってるんですか、たのみますよ」 と言われてしまいました。

  ナサケネェ〜〜、





 



最後になりましたが
KG さん、ご参考になりましたでしょうか?

あまり見ない方がいいような気もしますが。







★ 行 程  (行 き) ★
(所要時間 : 2時間 25分)


時刻 AM 4:40 AM 5:10 AM 6:50 AM 7:05
地点
走行距離
深谷発 →
0km
本庄・児玉 IC →
16km
六日町IC →
133km
たもん荘着
144km
備  考 −2℃ 関 越 道
渋滞なし。
−2℃
高速代 3,160円(ETC)



★ 行 程  (帰 り) ★
(所要時間 : 3時間 10分)
(谷川岳SAで夕食休憩30分を含む)


時刻 PM 6:05 PM 6:25 PM 8:45 PM 9:15
地点
走行距離
たもん荘 発 →
0km
六日町 IC →

11km
本庄・児玉 IC →
128km
深谷着
144km
備  考 3℃ 関 越 道
渋滞なし。
5℃
高速代 3,160円(ETC)




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