★ 2016シーズンの活動 ★

日  付  2016年 3月 23、24、25日(水、木、金曜)
スキー場  奥只見丸山、岩原




4週間ぶりのスキー行となりましたが
  春スキーで最初の奥只見丸山 に続き、

  岩原で、5回目のアスリート コース です。


●天気は
  ・1日目(奥只見)は、雪ときどき曇り
  ・2日目(岩原)は、雪、風、曇り
  ・3日目(岩原)は、雪、曇り、少し晴れ

●雪不足の今シーズンですが、頼みの綱の奥只見丸山はどうか。
  春スキーの予定を立てるための下見を兼ねて行ってきました。

  果たせるかな、さしもの奥只見丸山スキー場も雪が少なめでした。
  積雪情報によると240cmだそうですが、例年よりも2mは少ないようです。

  例年の積雪量をチェックして覚えているわけではありませんが、だいたいそんなもんです。
  普通の年は、積雪量などわざわざチェックする必要もないほど雪は豊富なのですが。


奥只見歴 25年の 私の見た感じでは、
  おそらく 4月20日くらいまでしか もたないのではないでしょうか。


  25年の間には、ゴールデンウィーク前に雪が無くなった年も
  2回くらいありましたので、何も今年が前代未聞、空前絶後というわけでもないのですが。


●奥只見では、スノーアカデミーさん・星先生の基礎レッスンを受講しました。

  講習内容は割愛しますが、ネイティブリンクさんの佐藤先生に習った滑りを
  違う人の目から確認してもらいたかったのです。
  まぁ、概ね方向は合っているようでした。


●さて KNさん、またお会いしましたね。
  今シーズンも春スキーでよろしくお願い致します。

  もしスノーアカデミーさんが一杯だったら、
  ネイティブリンクさんの土日のコブ講習もありますので、よろしかったら参加してください。




岩原では、5回目のアスリートコースを受講しました。

  3月の27日(日曜)には岩原でテクニカルとクラウンの検定があるので
  ネイティブリンクさんも、現地での直前講習を組んだようです。
  私は受験しません。

●宿泊は浦佐のたもん荘で、岩原スキー場まではネイティブリンクさんに送迎してもらいました。
  たもん荘からスキー場まで、高速を使って約40分です。


●東京方面から来ると関越道から岩原スキー場が見えますが、
  山頂付近はともかくとして、下部のゲレンデには雪が全くありません。
  中間部もなんだか茶色っぽい。

  ホントにここで講習やるの? ‥‥イヤだな‥‥‥、
  ‥‥土の上は滑りたくないなぁ‥‥


●幸いにも23日夜、24日夜ともに雪が降り、なんとか土は見えなくなりました。
  しかし、この時期の雪ってベトベトして重たくて滑りずらいのではないか?
  ところがどっこい、寒気が入ってきたため以外にもサラサラの滑りやすい雪となりました。

  ロマンスの神様 、じゃなかった、スキーの神様どうもありがとう。

  積雪は両日とも約10cmくらいです。
  おかげで、暖冬の今年の3月後半になって新雪を滑れました。









パートT. 奥只見丸山




カモシカ Eコース

普通の年は、この時期(3月の最終週〜4月の頭)には
この斜面にはリフトよりも高い位置にゲレンデがあります。
(暴走した人が、上からリフトに突っ込んでくるんじゃないか、と思うほどです。)

しかし、今年はリフトよりもだいぶ下でした。
既に4月中旬くらいの感じです。

私が 4月20日くらいまでしかもたない、と思った根拠はここです。





山頂の 丸山ゲレンデ

驚くべきは、ゲレンデ上部から見てリフトの左側。
春スキーの時期には、いつもここに巨大なジャンプ台が
いくつも作られているのですが、今年はそれもありません。
また、ハーフパイプもありませんでした。
(無いものに驚くというのも珍しい。)

雪が少な過ぎて作れなかったのでしょうか?

それとも、経費節減のために作らなかったのか、
あるいは例年ケガ人が続出するため自粛したのか、
とも考えられますが、スキー場に確認していないのでわかりません。

しかし、我々スキーヤーにとっては好都合でした。
広いゲレンデで大回りができるので、ストレス解消になります。




   
おなじみ カモシカ Bコース

奥只見スノーアカデミーのレッスンで作ったコブのラインが1本ありました。

ここは平日は圧雪しないので、
もう少し全体的にコブになっているかと思いましたが
コブのライン以外は、ただの凸凹なだけでした。








パートU. 岩 原




1日目、第2ヘアリフト乗り場から
グランドバーン と 奥の ウエストコース 及び山頂を臨む。

岩原の初日の朝8時45分頃です。

一応雪は被っているのですが、なんとなく頼りない。
昨晩の雪で土は隠れましたが、そこが かえって怪しい


滑るとスキー板の跡だけ土が出てくるのではないか、
という不安があったので、滑る気になれませんでした。

講習開始まで1時間近くをゲレンデ下部でウダウダしていました。

講習だというのに、ここまで全く滑る気にならないというのも珍しい。





2日目ウエストコース

昨日よりも降雪が多いようで、10cmくらいの新雪です。

今日はしっかり雪が積もっている感じなので
朝からやる気満々です。

講習前に2,3本滑りました。

講習では大回りをやっていたのですが、
昨日のレッスン内容はさて置き
人の滑った跡の無い所を選んで小回りしてしまいます。

うっ、なんて楽しいんだ

10cmとはいえ、やはり 新雪を滑りたい病 には嬉しい雪です。





チャレンジ コース (平均18度)

大回りの実戦練習風景。

ここが大回り、総合滑降と不整地小回りの検定バーンとなるそうです。
また、コブのラインを3本作っていました。

ここは穴場の斜面なのか、ほとんど滑った跡がなく
10〜15cmくらいの新雪でした。
講習なので勝手に小回りするわけにもいきません。

雪も軽く、非常に滑りやすいゲレンデで
今シーズン大回りの講習の仕上げをやりました。
私が仕上がったかどうかは別ですが。

ここでの講習内容は、後述します。





ナチュラルコース だと思います。
(岩原のホームページのゲレンデマップは小さくて見づらいのでよくわかりません。)

15cmくらいの新雪。

山頂から迂回コースを通ってここに出るのですが、
途中が20cm以上の深雪の急斜面で、ここに来るまでに疲れてしまいます。

ここで小回りの講習をしました。
ここが整地小回りの検定バーンなのだそうです。








いわっぱライス 1,100円也。

ハンバーグカレーというのが1,050円ですが
サラダが付いているので、こちらのメニューの方が人気でした。







講 習 内 容


1日目と2日目の午前中は大回りで、
2日目の午後に小回りの講習でした。

小回りは、今一つまとまりのない滑りになってしまいましたので
大回りの講習内容だけ載せます。

(半日だけでは、小回りは収拾がつきません。)





(1)大回り ー 基礎練習から実戦へ ー


1月からの講習と同様のバリエーションから始めて
2日目は検定バーンで実戦向けの滑りを数本滑りました。

それにしても、かつて浦佐で佐藤先生の講習を受けたときは
プルークに始まりプルークに終わる、パラレルスタンスは無し、
という内容だったのに、ずいぶん変わったものです。


  ・プルークスタンスで基本練習です。

・ 1月にこのような練習をしたときは
 「あれ、どこでどう切り換わるんだ?」
 という有様だったけど、なんとか
 サマになってきました。

・左のメモをみると、
 やることが5つもあるんですね。
 3つ以上やることがあると
 だいたい1つは抜けるんですけど。

 自分で言うのもなんですが
 まぁ、上手くできていると思います。


  ●谷回りでは外向傾ならぬ、「外向・内傾」 で滑るということでした。

    重要なのは 「谷足に重みを乗せて、横移動を長めにとる」 ことです。

  ●山回りの終わりから谷回りの始めにかけては、エッジの角度が緩んでいくので
    何もしなければ、当然スキー板のトップが落ち始めます。 物理的にそうなります。

    しかし、それでは見栄えがせず上級者の滑りになりません。
    エッジを切り換えた状態で、いかに長く谷回りを見せるかがポイントなのだそうです。


  ●実戦の滑りでは、内足は横滑りではなくエッジが切り換わっていますが
    その状態で谷回りを継続するための基本練習です。

    ここに至るまでには山回りで体軸を谷側に傾けて、谷足に重みを乗せていなければなりません。

    私には正確な表現はできませんが、山回りの最後でエッジを キュッ! と立てて加速して
    その勢いで
ヤッ とばかりに両足を山方向(ターン外側)に出す、といった感じでしょうか。


    なんだそりゃ、わっからねぇ〜〜、、、



  ・上のバリエーションは
 谷回りの練習ですが、
 実戦ではこんな感じです。

 平均18度のチャレンジコースで
 滑ったので、八海山の急斜面のように
 スピードはあまり出ないですから
 傾きはあまり大きくなりません。


・いつもの欠点はそのままですが
 これでもスネの角度は改善されて
 いる方です。
 まっ、こんなもんだ、ということで。
 


  ●スネの角度が同じになるようにするために
    奥只見スノーアカデミーの星先生の指導がありました。

  ●私はヒザを谷側に返すことを考えていましたが、星先生の指導では
    「両足のスネが同時に動くように」 という表現をしていました。

    少しですが改善されたようです。


  ●星先生は、同じポイントを指導するにも表現が多様です。
    私に限らず、他の先生に言われてもなかなか直らないことが
    星先生の言葉で直るということがよくあるようです。

  ●佐藤先生と星先生、黄金カードだ。




上記の 「外向・内傾」 ですが、
星先生のレッスンでも、以前に似たような指導がありました。

星先生の言葉によると、谷回りの長い軸を表現するために
「イナバウワーのような姿勢」 をイメージして滑るのだそうです。

こうすると必然的に腰が前に出ますが、この姿勢はコブの滑りで、
コブを乗り越えた後、重心を前に出すときと共通するものがあるそうです。









(2)大回り  だいたい上記の程度だけど、
ー あとチョット改善したい編 ー



1月から3月にかけて、努力した結果、
大回りは まぁ、なんとかカッコウがついてきました。
人様に見せられるものでないことは承知ですが
私のような者でもこの程度にはなれる、という
佐藤先生の指導力を褒め讃えます。

最後にあとチョット改善できそうな点を挙げておきます。
体力や運動能力とはあまり関係ないので出来そうです。


最後なので、恐れ多くも先生の滑りと比較してしまいます。
一度くらいは許してくださいませ。

ただし、脚部の動きについては比較すること自体間違っていますので
これについては触れません。

なお、新雪が積もっている状態だったので板が雪に埋もれています。


   

山回りが進むにつれて、
谷側の手が無意識のうちに前方に出てきてしまいます。
さらに、突く必要もないのに 「手を持ち上げてストックを突く」 動作が入ってしまいます。
これは私にかぎらず、多くの生徒さんに見られる傾向のようです。

先生の滑りでは肩の傾きの延長線上に手首があります。
ストックは谷回りで傾いた結果、自然に雪面に触れる、といったイメージです。


先生の慰めともとれる言葉です。
「手を持ち上げてしまうと、上体も起きてしまって
もっと傾けるのに勿体ないじゃないですか。」




 
   


手が前に出て持ち上がってしまうと、自分の手とストックが邪魔になって
本来もっと大きく傾けるはずが、今一つになってしまいます。

このポイントはいろいろな先生に指摘されます。

両腕を広く構えて、ストックのリングはやや後方になるようにするのですが
これは簡単なようでいて意外と難しく、強く意識しないと直りません。

ターンの切り換えで無意識にストックワークが出てしまうので
この動作を直すためには、ストックは突かない という強い意識が必要です。


かつて2級の検定のシュテムターンでは、ストックワークが大事でした。
(私はこの種目で加点して、苦手のウェーデルンの減点をカバーしました。)

もう20年以上前ですが、ストックワークを意識的に練習したものです。
現在では、この 前世紀の遺物 が邪魔になっています。



 



ターン後半で、手を前に出して持ち上げないこと。

生徒さんの中には、手を前に出して腕を上げつつ谷に傾いたため
ストックのグリップで顎をぶつけた人がいるそうです。


非常に危ない。
下手したら歯を折るかもしれません。
先生は真面目な顔で、そうならないように注意していました。

体とスキー板のクロスオーバー というのはよく聞きますが、
性格の悪い私は 「顎とストックのクロスオーバーだ」
などと考えて笑いそうになりました。
笑ってはいけないことは明らかなのでこらえましたが。

私は頭の回転が遅く、頭が悪い割には
こういうくだらない事がすぐに思い浮かびます。
申し訳ありません。








(3)総合滑降 ー 検定バーンにて ー


チャレンジコース(平均18度)の検定バーンにて大回りと総合滑降の実戦。

なんと、総合滑降の攻略法まで伝授してくれました。






   


 ●総合滑降では見栄えのするライン取りも重要です。

   このバーンでは、スタート地点から少し出ると落ち込みがあります。
   直滑降でスタートして、落ち込みで加速し、プレターンします。

   1ターン、2ターンして斜面を横切るようにリズム変化を入れます。 ギルランデ風に3ターン。
   その後、大回りしてゴールします。

 ●大回りでは斜面幅を一杯に使わなければなりません。
   自分で思っているよりもかなり大きめに回る必要があるようです。
   以前に、岩原と薬師スキー場で検定の事前講習を受けたときも同じことを言われました。

 ●なお、プレターンは山回りから入るので、
   ここで谷方向への弓なりの軸をしっかり作って山回りをきちんと仕上げることが大事です。
   ここで、なんとなく山回りしてしまうと、その後もなんとなく滑ってしまいがちになるようです。


 ●リズム変化は小回りではなく、中回りです。
   大回りでスピードが出ているのに、急に小回りにすることはできませんから。
   きちんと胸の向きをスキー板と正対方向に回していきます。


 ●検定バーンによっては、片斜面になっている場合もありますが
   そういうときは斜面に登る方向にプレターンを入れないことが攻略法だそうです。
   片斜面の滑り方によっては減速してしまうので、やはり いわゆる “攻略法” は大事なようですね。

   佐藤先生は検定員でもありますが、こんなことまで教えてくれるとは
   なんていい人なんだ。


 ●リズム変化を入れるタイミングですが、検定員の見ている立場からすると
   あまり早くから小回りを入れてしまうと 「期待させといて もう終わりかい」 となるし、
   あまり遅くなると 「忘れたんかい」 となるんだそうです。

   2ターン目から3ターン目の間で入れる のが妥当だそうです。


 ●また、以前に薬師スキー場で検定を受けたとき
   リズム変化は3ターンで十分だと指導されました。

   検定員はショートターンを見たいわけではなく、リズム変化への対応を見たいので
   ショートターンを5ターンも入れると 「いつまでショートやってるんだ、はやく降りて来いよ」
   と感じるそうです。

   そりゃあそうだよな、下手な人の滑りを何十本も見なければならないのだから。
   仕事といえるほどのお金をもらっているわけでもなし。








ネイティブ リンク スキースクール さんの
「アスリートコース」 の報告も今回で最終回です。

1月から3月にかけて、こんなに一生懸命に滑ったのは何年ぶりでしょうか。
毎年スクールには入っていますが、
いつもお気楽スクール気分だったので
例年に比べて5年分くらいの改善があったように思います。


下手な滑りを見ていただき、ありがとうございました。








★ 行 程  (行 き) ★
(所要時間 : 3時間)


時刻 AM 4:30 AM 5:00 AM 6:50 AM 7:30
地点
走行距離
深谷発 →
0km
本庄・児玉 IC →
16km
小出 IC →
150km
奥只見着
183km
備  考 −1℃ 関 越 道
渋滞なし。
−2℃
高速代 3,510円(ETC)




★ 奥只見丸山スキー場から浦佐・たもん荘まで
(所要時間 : 1時間)


時刻 PM 3:45 PM 4:45
地点
走行距離
奥只見発 →
0km
たもん荘着
41km
備  考 2℃ 4℃




★ 行 程  (帰 り) ★
(所要時間 : 2時間 45分)
(谷川岳SAで夕食休憩20分を含む)


時刻 PM 6:10 PM 6:30 PM 8:25 PM 8:55
地点
走行距離
たもん荘 発 →
0km
六日町 IC →

11km
本庄・児玉 IC →
128km
深谷着
144km
備  考 3℃ 関 越 道
渋滞なし。
6℃
高速代 3,160円(ETC)




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